‏非う蝕性歯頸部歯質欠損(Noncarious Cervical Lesion)とは?

佐賀市の歯医者Sagan歯科こども歯科です。

最近、注目されている歯科疾患があり、非う蝕性歯頸部歯質欠損(Noncarious Cervical Lesion)以下NCCLと言い、今回特集しました。

最初にNCCLの要点を言いますが、むし歯がない状態でも、歯が欠損してしまうことがNCCLの問題点であり、第3の歯科疾患と言われています。

日本ではncclはWSDでお馴染み?

WSDとは日本で保険用語としても使用されている病名で、この馴染みの深い略語の総称はWedge Shaped Defectです。
直訳すると、くさび状欠損。
この名称に関して「⻭頚部に発生するくさび状の欠損」という理解が多くの⻭科医師にはありますが、NCCLの形態はくさび状のものだけではなく、NCCLの形態について報告している最新の論文では皿型、U型、くさび型、V型、そしてこれらが複合する混合型の、5形態が有ります。

NCCL(非う蝕性歯頸部歯質欠損)の主な原因

NCCLの主な原因は、TCH(上下歯列接触癖)くいしばり、歯ぎしりなどのアブフラクション、パラファンクション、歯磨きが強すぎる、酸蝕歯などです。

象牙質知覚過敏、食渣残留、歯周病、歯の脱灰などう蝕の誘発、歯髄充血や歯髄炎、歯牙破折、歯髄損傷、審美障害など様々な二次的問題を引き起こし、加齢的に増加します。

NCCLは複数の原因が同時に作用する多因子性疾患と考えられており、

原因はもちろんの事、成り立ち、進行スピードなどは未だ明らかになっていません。

下顎より上顎に発症しやすく、歯種別の出現率では前歯、大臼歯、小臼歯の順に多く左右差は認めらませんが年齢,ブラッシング圧および咬合接触面積が関係してきます。

ncclの治療方法

多くの⻭科医院ではNCCLの処置方法として充填処置が第一選択となっています。

しかし、NCCLの修復治療によって進行を抑制できるといった証拠やエビデンスがないことから、欠損部最大深さ1mm未満の浅いNCCLに関してはCR充填処置を計画する前に少なくとも6ヶ月は経過観察を行う必要があります。

充填を行ったが故に齲蝕を発生させてしまうといった可能性も考えられるため、NCCLに対する治療介入には慎重に判断する必要があるからです。

Sagan歯科こども歯科では、まず歯ブラシの力を確認させて頂いたり、噛み合わせを確認したり虫歯予防のフッ素を塗ったりし、マウスピースを装着し経過観察していきます。

その後NCCLがある方にはCRという詰め物で治療を行っています。

今後スタッフにも本格的にNCCLを教育していき、医院全体の意識を変えていきたいです。

1日3回歯磨きするという歯磨きを真面目にすることがNCCLのリスクでオッズ比8以上という研究があり、単純にPCR(磨き残し)だけみて、よく歯磨きできてますね、ではなくて、歯肉退縮していないか、NCCLができていないか、等で磨き残しがないかだけでなく、さらに歯磨きの質も管理する必要があります。

 

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