定期検診

歯医者さんって虫歯を治すところだと思ってませんか？
いいえ、歯周病や虫歯にならないようお手伝いをするところです。

予防歯科とは、これまでの「痛くなったら通う」「削って詰める」という考え方とは異なり、"歯周病・虫歯の発症を未然に防ぐ"という新しい診療スタイルのことです。

アメリカやスウェーデンなど歯科先進国では予防歯科が普及しており、口腔内が悪くならないよう定期的に歯医者さんに通う方が数多くいます。
その結果、痛みが出てから歯医者に通う日本と比べて、高齢者になってもご自身の歯を多く残せ、毎日の食生活を快適に過ごすことができるのです。

抜歯の原因とは？

歯を失う２大要因は歯周病と虫歯です。
歯周病や虫歯は発症したからといって、すぐに歯を失うわけではありません。しかし、重症化したり治療後も再発を繰り返すことで歯の寿命を減らしていきます。

特に歯周病は「骨の癌」とも呼ばれており、歯を支える歯槽骨が破壊されると治療をしても完全には元には戻らない厄介な病気です。
さらには痛みがないまま進行するため、ご自身では気付きにくく、歯科医院できちんと現在の状態を把握してケアをしていく必要があります。

歯を削らない、
人生を削らないために

虫歯を除去した部分は人工物で詰めていきますが、銀歯やプラスチックなどの人工物だと、どうしても経年劣化してしまいます。
劣化した部分から隙間が生じ虫が再発することが多いのですが、再治療を繰り返すことで、少しずつ歯の寿命が失われていきます。
ですので治療完了後は削って詰めてを繰り返す「負のデンタルサイクル」を止めることが大切です。